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ビタミンCを賢く摂ろう!!

体の中でいろいろな働きをしているビタミンCですが、ビタミンCをより効果的に摂るにはちょっとした工夫が必要なのです。今回は、そのちょっとした工夫についてお話します。

新鮮!こまめに!丸ごと!がキーワード
 ビタミンCは長期間保存したり、調理にミキサーなどを使うと空気によって酸化されやすく、直ぐに破壊されてしまいます。新鮮なうちに野菜を丸ごと食べるというのが1番よい摂取方法です。
また、ビタミンCは体に貯蔵できる量が少なく、一度に大量に摂っても体で利用されなかった分は尿中に排泄されてしまいます。1日3回の食事に、ビタミンCをまんべんなく取り入れたり、食後のデザートに果物を食べるなどしましょう。

キャロットジュースはビタミンCの敵!!
 人参やレタスに含まれているアスコルビナーゼは、他の食品やそれ自身の大切なビタミンCを分解してしまいます。アスコルビナーゼは熱や酸(さん)に弱いので、すりおろしたりジュースにするときは先に加熱処理をしたり、酢に浸すなどの下処理をすることでその影響が消失します。


 せっかくのビタミンCですが、ビタミン剤などによる摂りすぎには注意!です。特に、中高年者に大切な効果も期待できるのですが、残念ながら摂りすぎによる影響もあります。何事もほどほどが1番です!



白内障(はくないしょう)の予防
 紫外線(しがいせん)は眼球の水晶体(すいしょうたい)タンパク質を酸化し、白内障の原因になります。ビタミンCがもつ抗酸化(こうさんか)作用は、この酸化を防止しする働きがあります。
摂りすぎに注意!
 中高年者は過剰のビタミンCをシュウ酸に変えて、尿路結石(にょうろけっせき)や腎結石(じんけっせき)の原因になることが多いようです。結石のできやすい人は注意が必要です!
健康診断の季節だから要注意
糖尿病(とうにょうびょう)や痛風(つうふう)の尿検査でビタミンC剤を飲んでいると再検査になってしまいます。
ビタミンCは、病気の原因になる活性酸素を還元するというよい働きがあるのですが、その作用が強いため、尿中成分の酸化・還元を利用して判定する尿検査を混乱させてしまうのです。
尿検査の前にビタミンCを大量に摂っていると、健康な人でも陽性になったり、病気が見つけられなかったり・・・、ということが起こってしまいます。健康診断の前はビタミンCを控えめにしましょう。



新生活に欠かせない“ビタミンC”

入学・入社などで新しい生活が始まる4月。新生活に向けて胸を弾ませている人は多いはずです。前向きで、夢や希望が大きな人ほど新しい環境や人間関係に早くなじめるか不安をおぼえている人も少なくないでしょう。この不安はストレスとなって体調を崩し、風邪をひいたり肌が荒れたり…、というような心身のトラブルを引き起こします。
このようなストレスに立ち向かうには“ビタミンC”が効果的で強力な助っ人です。

ストレスとビタミンC
 ストレスに対抗するホルモンである副腎皮質(ふくじんひしつ)ホルモンを合成するために、コレステロールとビタミンCが利用されます。つまり、ストレスに強くなるためにはビタミンCの細めな補給が大切なのです。

ビタミンCで風邪を撃退!
 ビタミンCは、風邪などのウイルスを撃退する好中球(こうちゅうきゅう)の働きを高め、免疫機能(めんえききのう)を強化します。さらに、外敵から守る肌を丈夫にし、ウイルスの侵入を防ぐコラーゲンの合成を促します。季節の変わり目や慣れない環境が引き金になり風邪をひいたりする人も多いですが、ビタミンCはその予防にも効果的なのですね。
人間はビタミンCを
自分の力でつくれない!

高等植物や藻類は自分の力で糖分からビタミンCをつくることができます。でも、ヒトやサル、モルモットなどはビタミンCをつくるための酵素がなく、自分の力でビタミンCをつくることがません。 人間は植物などからビタミンCを摂取する必要があるのです!
骨も丈夫にするビタミンC、骨のある人になろう!
 慣れない仕事でのムダな動きによる骨折は少なくありません。骨を強くするにはカルシウム!ですね。ところがカルシウムを摂っただけでは、骨は丈夫になりません。そこで注目したいのが、ビタミンCの関与で合成されるコラーゲンです。コラーゲンは肌を丈夫にするだけでなく、骨へのカルシウム沈着を促す、言わばカルシウムの接着剤として働いているのです。

ビタミンCはこのような人に前向きにコツコツと摂ってほしい!!
 ビタミンCは成人では1日100mg摂取することを目標にされています。しかし、ストレスによって大量に利用されるので、ストレスがたまってきたら前もって意識的に摂取するように心がけましょう。
 ストレスがたまると、タバコに火をつけることも多くなります。タバコを吸う人はビタミンCの必要量が増加します。しかも、タバコを吸わない人の約10分の1しか体内に貯蔵することができません。タバコを吸うとビタミンCが不足しやすいので、細めに摂取する必要があります。

ビタミンCを豊富に含む食材
 ビタミンCは、新鮮な野菜や果物に豊富に含まれています。例えば、ネーブルやイチゴ、ピーマンなどはよいビタミンC源です。(図1)
 また、じゃがいもやさつまいもなどに含まれているビタミンCは、でんぷんに保護されているので熱に強く、加熱調理によっても壊れにくいという利点があります。

今回は、新生活で必ず起こるトラブルに立ち向かうためにビタミンCの働きについて紹介しました。


2回に分けて、ビタミンCについてお話しました。ビタミンCを上手に摂って、この春、風邪にも負けず、ストレスにもへこたれない骨のある人になりましょう!!


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